歯科における予防について

子供の虫歯予防、大人の予防・メインテナンス

子供の予防歯科 大人の予防歯科

最近とくに重要視されている歯科における予防ですが、予防と言っても色々あります。

・子供の虫歯予防

4~6歳頃から12歳の永久歯が萌出する頃に行う、フッ素塗布やシーラントや食生活指導や歯磨き指導を中心としたもの。予防において一番大事と言われている時期です。

・大人の予防・メインテナンス

中高生・成人の方に行うもので、歯石取りやPMTC(歯の研磨)、唾液検査、歯磨き指導を中心に行うものです。保険の歯周病治療の一部としての歯石取りと、自費治療の定期クリーニングに分別されます。

歯周病治療について詳しく知りたい方はこちら >>

子供の虫歯予防

子供の虫歯予防の説明をしていきたいと思います。

フッ素塗布

フッ素塗布

歯科医院用2%9000ppmのフッ素を塗ります。
ご家庭用の歯磨きペーストには0.2%900ppmのフッ素配合が標準的(子供用は500ppm以下)です。

高濃度であれば、塗布後30分で歯の表面のハイドロキシアパタイトをフルオロハイドロキシアパタイとに変えることで、虫歯の酸に対しての抵抗性が格段に上がります。
乳歯や萌えたての幼若永久歯は、歯の表面が弱くすぐに虫歯になる性質があるのでフッ素塗布が効果的と言われています。
当院では3~6ヶ月の定期検診時には無料塗布しております。毎月ご希望の場合は1回550円でご提供してます。

シーラント(6歳臼歯の小窩裂孔予防充填)

シーラント(6歳臼歯の小窩裂孔予防充填)

主に6歳に一番奥に萌出してくる第一大臼歯や第二大臼歯に行います。

咬む面の中央の溝や側面の溝が深すぎる場合しっかり歯磨きしていても虫歯になってしまうので、溝を埋めて浅くする事で子供時代の虫歯を予防します。

 

シーラントの使用のイメージ図

簡単ですがとても効果があります。

使用するのは光で固まるコンポジットレジンの一種ですが、シーラント用はフッ素が配合されており充填された部分の歯の強化も行います。(保険適用)

大人の予防・メインテナンス

大人の予防は虫歯予防+歯周病予防を行います。保険のものと自費のものがありますが、基本的概念は一緒です。

①ヒアリング(小児にも行います)
食生活(お菓子、スポーツ飲料、炭酸、柑橘類)や生活習慣(歯磨きの回数タイミング、口呼吸、職業)などをお聞きして、まず虫歯リスクが高い行動をしてないかチェックします。ここを抑えられないと、予防処置などの効果が半減してしまいますので意外と重要です。

磨き残しのチェック

②磨き残しのチェックと歯ブラシ指導
歯の染め出しを行って、磨き残しを確認することで歯ブラシのレベルアップを行います。大人でも間違った歯ブラシのやり方の人が多く、それにより取り返しのつかないことになってしまう方が多くいるので侮れません。

③歯周ポケット診査
歯1本に対して6ヶ所の歯周ポケットを測ります。通常の歯の検診などで歯科医師が口の中をチェックするのとは別で、プローブという先のまるまった棒を歯周ポケットに入れて測ります。28本の歯×6ヶ所で168ヶ所をスピーディーに測ってゆきます。これをやらないと歯周病の詳細が診断できません。

スケーリング(歯石除去)

④スケーリング(歯石除去)
超音波スケーラーチップを用いて歯石を砕いて除去します。3~6ヶ月で歯石が再生するので、定期的にとるのをお勧めしています。知覚過敏のある人はしみる時があるので、先に知覚過敏の処置をする場合があります。通常は痛みなく施術できます。

PMTC 専用のペーストとラバーカップを電動モーターに装着して、歯を磨いてゆきます。

⑤PMTC

専用のペーストとラバーカップを電動モーターに装着して、歯を磨いてゆきます。

PMTCの専用ペースト

専用ペーストは様々な種類を常備しており、自費クリーニングでは歯を傷付けずツルツルに研磨できるペーストを使えます。

子供の予防歯科 大人の予防歯科

⑥エアフロー(自費クリーニングのみ)

歯を傷付けず(歯科インプラントの歯にも使用可能)細かい着色や汚れを取りつつ歯をキレイにします。(繊細なインプラントにも使用可能)

プロフィーフロープラス 歯や補歯肉縁上の歯間部など細かい部分の汚れや強固なステインをスピーディーに効率的にクリーニングできます

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