AIモーター・精密根管治療
歯の根っこの治療(根管治療)は保険診療でも可能ですが材質的にも充填する薬剤的にも再発リスクが非常に高く、現状の痛みを解消するその場だけの対処療法という側面もあり、限界があります。
自由診療での拡大鏡を使用した肉眼では確認できない部分まで見える精密根管治療に、さらにこの超弾性Ni-Tiファイルを使用することで、より確実で再発リスクの少ない治療が可能になります。
歯の根っこの治療(根管治療)は保険診療でも可能ですが材質的にも充填する薬剤的にも再発リスクが非常に高く、現状の痛みを解消するその場だけの対処療法という側面もあり、限界があります。
自由診療での拡大鏡を使用した肉眼では確認できない部分まで見える精密根管治療に、さらにこの超弾性Ni-Tiファイルを使用することで、より確実で再発リスクの少ない治療が可能になります。
神経治療•根の治療の際に半自動で根の管を清掃してくれる機械です。また超弾性Ni-Tiファイルを使うにはモーターでの運用が必須になります。
根の治療用モーターは2000年代に臨床に出てきたもので、第一世代から始まり現在第四世代です。当院のモーターは最新の第4世代です。
他のモーターとの違いの1つ目はオートスタート•ストップ•リバース機能やトルクコントロールがAIによって制御されている事です。
オートストップ•リバース機能はモーター特有の根っこの先端の削りすぎを防ぎ「術後の続く痛みリスク」「予後不良リスク」を格段に下げてくれます。
トルクコントロールはNi-Tiファイルの根幹内での破折事故を防いでくれます。
2つ目は正回転•逆回転だけでなく、正回転120度回転→30度逆回転などと器具が折れない且つ曲がった根幹に入りやすい複雑な動きを半自動で行ってくれる事です。この動きは、ベテラン歯医者が手指で行っていた動きを再現したもので、世界的に見て、2024年現在で「AIモーター」と「トライオート」という2機種しか搭載されていません。
正回転、逆回転の角度をそれぞれ、20°~400°まで10°間隔で
設定できます(SGP/ATRモード)
オートスタート
ファイルを根管内に挿入すると自動的に回転開始
オートストップ
ファイルを根管外に出すと、自動的に回転停止
アピカルスローダウン
ファイル先端が根尖に近づくにつれて、自動的に回転を抑制
フラッシュバーポジション
アピカルアクションを作動させる根管内位置の調整が可能
※オートコントロール機能を使用する際は、付属の根管長測定器具およびディスポーザブル絶縁スリーブの装着が必要です。
術野を確保し形成が容易です。
お口の小さな人・口が開かない人にも対応した
最新のコンパクトヘッド
狭窄部や湾曲した先端部でも安定したトルクを供給ファイルの破折リスクを低減し、形成の効率化を実現。
オールドエンド (保険の根の治療) |
精密根管治療 (自費の根の治療) |
|
術野 | 裸眼 | 拡大鏡を使った治療 |
方法 | 手指 | AIモーター |
道具 | ステンレススチールファイル | NiTI超弾性ファイル (バシロジックシステム) |
使用回数 | 滅菌して何回も使用 | 患者様ごとに新品を使用 短回使用で廃棄 |
根充材(最終的な詰め物) | キャナルシーラー | バイオセラミックシーラー |
費用 | 2000〜5000円 | 55000円 |
歯の強度 | 極度に弱くなる 極度に割れやすくなる |
若干弱くなる |
湾曲している根に対しての清掃性 | 根の先端まで到達しにくい 清掃性低い |
湾曲に適応•先端まで到達しやすい 清掃性高い |
術後の痛みリスク | リスク高い | リスク低い |
数年後の根尖病巣のできやすさ | 出来やすい | 出来にくい |
オールドエンド (保険の根の治療) |
精密根管治療 (自費の根の治療) |
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費用 | 2,000~5,000円 | 55,000円 |
術野 | 裸眼 | 拡大鏡を使った治療 |
方法 | 手指 | AIモーター |
道具 | ステンレススチール ファイル |
NiTI超弾性ファイル (バシロジックシステム) |
使用回数 | 滅菌して何回も使用 | 患者様ごとに新品を使用 短回使用で廃棄 |
根充材 (最終的な詰め物) |
キャナルシーラー | バイオセラミックシーラー |
歯の強度 | 極度に弱くなる 極度に割れやすくなる |
若干弱くなる |
湾曲している根に 対しての清掃性 |
根の先端まで到達しにくい 清掃性低い |
湾曲に適応•先端まで到達しやすい 清掃性高い |
術後の痛みリスク | リスク高い | リスク低い |
数年後の根尖 病巣のできやすさ |
出来やすい | 出来にくい |
YOHEI.HOSOYA