虫歯治療 コンポジットレジン修復
当院で使っているコンポジットレジン(虫歯用の樹脂)(保険適用)
クリアフィル® マジェスティ® ES フロー
https://www.youtube.com/watch?v=PxpuIrE4uyE&t=53s
当院で使っているボンディング材 3Mスコッチボンド
当院で使っている光照射機 i-LED
従来10秒光を当ててコンポジットレジンを固めるのですが、3秒の照射時間で硬化可能な光照度の機械です。当院はそれを倍の3秒×2回行い、しっかり光を当てることでコンポジットレジンの本来の性能強度を引き出しています。
当院で使っている奥歯用分離器 スプリングクリップ(奥歯の歯の端っこを詰める時に使います)
コンポジットレジン修復とは
コンポジットレジンは前歯の軽度の虫歯や、奥歯の軽度の虫歯に用いられる光で固まる歯科用樹脂(プラスチック)です。
当院のキレイでやり直しが少ないコンポジットレジン修復のこだわり
①Dr.細谷の経験に基づいた正確な色合わせ、形の修正、研磨
②口腔内バキュームで徹底的に乾燥させた状態での接着(口の中の湿度で取れやすくなってしまうため)
③何度も光照射をする積層充填
(コンポジットレジンは光で固まる時に収縮します。それがスキマの原因になって、数年後にまた虫歯になります。それを解消するために当院ではちょっと充填しては光硬化、またちょっと充填しては光硬化を繰り返すことでそれを防ぎます。「充填→光照射して→充填→光照射して」と繰り返すのは餅つきさながらで、患者さんに笑われたことがあります。『餅つき』がみられる治療は良い治療だと覚えておいて下さい。
またコンポジットレジンは直接お口の中で作業を行うため、精密さを駆使しても歯と歯の間にどうしても段差ができてしまい、フロスが通りにくい場合があります。その際は、型取りを用いる方法のインレー修復や、被せ物クラウン修復を行うなどして、修復方法の変更を行います。
奥歯の虫歯をコンポジットレジンで修復した症例(保険適応)
左:虫歯を削っている最中 中央:虫歯を取り切った状態 右:コンポジットレジンを入れてる最中の写真
この症例では歯と歯の間の天然歯質が少し残っているため金属のインレーではなく、コンポジットレジンで治すことが出来ました。費用は3000円程度です。
前歯3本 奥歯2本をコンポジットレジンで直したケース(2~3回の治療で完結、保険適用)
治療前、写真の右上前歯3本と左奥歯2本の白い所と黄色い所が虫歯です
治療後、無痛麻酔をして虫歯を削った後、コンポジットレジンで修復。このケースは幸いなことに表面の浅い虫歯だったのでこの方法で治せました。場合によってはセラミックの差し歯が良い場合もあります。
この症例におけるコンポジットレジン修復について
施術名:コンポジットレジン修復
効果:保険治療で歯を最小限の削りで修復できる
副作用:セラミッククラウンなどと比べると、経年変化で黄色く着色しやすい。また、広範囲に詰めると耐久性が落ちる場合がある。
費用:保険治療(3割負担)の窓口負担で1本当たり、1500円程度
ウォーキングブリーチとコンポジットレジンを併用した前歯のケース
前歯の根元が黒く変色していて(神経が無い歯)その上に古いコンポジットレジンが盛られています
ウォーキングブリーチ(薬交換3回 48000円 期間1ヶ月半)を行った後の状態。歯は白くなり古いコンポジットレジンの黄色さが残りました。
古いコンポジットレジンを剥がし、新しくコンポジットレジンを充填しました。虫歯では無いので保険適用外で11000円程かかりました。
この症例について
施術名:ウォーキングブリーチ+コンポジットレジン修復
施術説明:上記参照
効果:セラミッククラウンの様に沢山歯を削らず、表面に天然の歯質を残せすことが出来き、セラミックより安価である
副作用:ウォーキングブリーチの副作用に準ずるが、神経を抜いた歯にしか用いることが出来ず、治療期間中ブリーチ剤が漏れ出すと痛む場合がある。また歯が白くなりにくい場合、歯の内部を多めに削らなければならず、結果としてセラミッククラウンと同様に歯を多く削ることとなる場合がある。また、コンポジットレジンは経年変化で黄色く着色してゆきます。
費用:59000円