CACE2
前歯4本の虫歯治療を希望されたケースです。前歯4本は虫歯が深く神経処置が必要でした。神経を抜いた歯は寿命が短くなるデメリットがありますが、比較的自由に形を変えられるメリットがあります。せっかくなので今までコンプレックスであった前歯を審美的なe-maxセラミックを用いての治療をご提案させて頂き、了承を得た後に治療をスタートさせて頂きました。
今回の様なケースは2回かけて虫歯部を白い樹脂で借詰めして見た目を最低限確保しました。その後、3回かけて4本の根の治療を完了し、2回かけてセラミックを装着しました。神経治療も含めセラミックは計6回程の回数がかかりました。
※神経治療も痛みの少ない電動麻酔で丁寧に行いますので、無痛で治療することが可能です。
また、歯茎も中程度の炎症を起こしていることから歯周病治療もご提案させて頂き、了承して頂きました。万が一歯周病治療を行わずにセラミック治療を進めてしまうと、5〜15年と個人差はありますが、セラミックを撤去しての歯周病治療が必要になってしまう場合があります。
今回は根の治療と歯周病治療を並行して同日にまとめて行うなどして治療回数を減らしましたが、歯周病治療と神経治療とセラミック治療で合計8回程の回数がかかりました。
(最短で物理的に4回ほどで治療は可能ですが、表面的な省略した治療はトラブルや、やり直しの原因になりますので、おすすめしないことが多いです)
before
after
※画面右下の歯の茶色い部分の虫歯は後にコンポジットレジン(白い樹脂)にて治療させて頂きました。